2008年4月9日水曜日

リチャード・スモールウッドの軌跡 ~Journey -Live in New York ~

久しぶりに書いてます。
桜もこないだの雨で葉桜に…
忙しかった仕事がようやく少し落ち着き始め、プライベートも少し充実し始めた今日この頃…
今日のお休みは1日家にいます。
で、や~~~っと書ける!!

2007年6月に発売されたリチャード・スモールウッド初のこの2枚組アルバム、Journeys: Live in New York は、発売されるや否や、全米ゴスペルチャートにおいて、即1位という結果をデビュー以来初めて獲得しました。
これはリチャード・スモールウッドがゴスペルと共に過ごしてきた半生の軌跡(journey~旅)。
彼の音楽キャリアを非常に高く評価しています。

2005年8月にニューヨークのハマースタイン・ボールルームでライブ録音されたこのライブ…
MCの声になんか聴き覚えがあるなぁと思ったら、GMWAのMCを務めているアル・ホブズでした!

彼の軌跡…
5歳の時、音を聴き取りピアノを弾き始め、7歳でピアノのレッスンを開始。
そして11歳で最初のゴスペルグループを結成したという(前回書きました)アル・ホブズの語りから始まり、
リチャードが始めて作曲したかわいいゴスペルまで聴けるのだからリチャード・ファンにとってはたまらないアルバムになっています。
その上、2枚組のこのアルバム、Disc1はパソコンで"I’ll Trust You"と"Journey"のライブ映像が見れるんです!

アルバムのゲストには、現在のクワイア、ヴィジョンを始め、タイトル曲"Journey"を歌い上げるキム・バレル。
"We Worship You"を歌うオペラ歌手のジャニス・チャンドラー=エテメ。
"Morning's Breaking"を歌うR&Bの歌姫ケリー・プライス。
"We've Come Too Far"を歌うため再会したゴスペルの老舗?ホーキンス・ファミリー。
そして"Precious is Your Name"をリードするソウルのベテラン、チャカ・カーンととっても豪華なんです。

でもよく考えたら、自分のキャリアを評価するためのアルバムに、こんなに素晴らしいアーティストが多数参加できるというのは、それだけリチャード・スモールウッドの音楽のギフトが素晴らしく、世間に評価されているから。
じゃなければ、できないでしょう。
現実問題として、1人ゲストを呼ぶだけでもギャラを払わなければいけないのだから!

でも彼は自分のこんなギフトは全て神様と言います。
ラストの曲、"I’d Rather Have Jesus"(聖歌 キリストには変えられません)がまさしくそう。
亡くなった最愛のお母さんに捧げている曲ですが、これだけがジャケットにわざわざ歌詞が書かれているのです。
アルバムを買った人からすれば、誰でも知ってる聖歌の歌詞よりもその他の新曲の歌詞を知りたいと思うはず!
でも聖歌の歌詞をわざわざ載せたのは、音楽のギフトの与え主が神様であり、どんなに人生に辛い嵐(試練)が来たとしても、キリスト以外に変えられない方が誰もいないことを知ったからでしょう。

このアルバムは嵐とトラブルの中で制作されたから。
最愛のお母さんを失い、アルバム Journeys: Live in New York の制作は困難になり忍耐の中で完成しました。
だからこそ Journeys: Live in New York で、彼は過去に話の中で口にできなかった心からの感情を音楽的に表現できたのです。
そのためでしょう。
ジャケットでリチャードは喪服を着用し、どこまでも続く道に立っています。

そして広がる青空に虹が架かっているのは。

このアルバムのリリースにおいて彼は、言った言葉があります。
「これは私のミニストリーで最も素晴らしい機会の1つであることは確実です。私はまだ信じられません。
恵みと誉れだからです。」

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