2009年1月1日木曜日

ボイコット/キング牧師の闘い


新年あけましておめでとうございます。
忙しくて忙しくて、なかなかここの更新まで手が回らないでいます。(^^ゞ

2001年、輸入版のサントラ(ゴスペルアルバム)が発売されたにもかかわらず、HBOというケーブルチャンネルが制作のテレビ映画だったために、日本では未公開の映画があります。
(そんな映画は数え切れないほどあるでしょうが。)
それがこの映画「ボイコット/キング牧師の闘い
時代背景的に見ても、暗いことは承知の上。

でもこのサントラ、ナット・キング・コールやディジー・ガレスピーといったアーティストをはじめ、そうそうたるゴスペル・アーティストが参加しているのです。
カーク・フランクリン、トライ・シティ・シンガーズ、モントレル・ダレット、ダーウィン・ホブズ、ビービー・ワイナンスなどなど
ね?すごいでしょ?
といってもわからん人には、わからんな~。^_^;

その映画が、このお正月BSで放送されるというから紹介しない訳にはいかない!と思ったわけです。
なので私、まだ見てません。

1月4日 21:00~23:10  BS朝日

です。お見逃しなく!
私、録画予約を済ませております。


★ ストーリーと解説 ★
ロング・ウォーク・ホーム』が黒人のお手伝いさんから見た物語であったのに対し、こちらはバス・ボイコット運動の推進役となったキング牧師の側に視点を移しています。
1955年、アラバマ州の州都、モンゴメリー。
町を走るバスは黒人と白人を差別していた。
黒人は前部で料金を支払うとバスの後部まで歩き、黒人専用席に座らなくてはならない。
黒人専用席でも、白人が立っていれば譲らなくてはならなかった。
この年の12月1日、ローザ・パークスというデパート勤務の黒人女性(42歳)は黒人専用席に座っていて、白人男性が立っていても譲らず、運転手から警察に通報されて逮捕された。
NAACP(全国黒人地位向上協会)や教師、牧師たちが集まり、ローザ・パークスの裁判に合わせてバスをボイコットする決議をする。

黒人の美女が男をダンスに誘う。
二人は生後数カ月の娘がいる夫婦で、ジェフリー・ライト扮するキング牧師とその妻だった。
キング牧師はローザ・パークスを支援し、バスをボイコットする運動のリーダーに任命される。
翌朝、キング夫妻は家の戸口でバスの通過を見守る。
バスは空っぽだった!黒人たちはMIA(モンゴメリー改善協会)を結成し、差別が無くなるまでバス・ボイコットを継続する決議をする。
全米にニュースが流れ、歩き続ける人々のために大量の靴が届く。現金のカンパもある。
しかし、同時に市当局による弾圧も激しくなり、K.K.K.によるキング家への攻撃も開始された…。

この映画でキング牧師はヒーローとして描かれていません。
家族を愛し、家族を必要とし、恐怖や逡巡する気配すら見せます。
もと過激派だった黒人の記者が現われ、自分の経験を話して牧師を勇気づけるシーンもあり、キング牧師の弱さや人間味を出そうとした試みです。

「バスキア」のジェフリー・ライトが、公民権運動家のマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師の自伝映画に挑戦した作品です。
親友のラルフ・アバーナンシーを、テレンス・ハワードが演じ、
共演には「ER」のCCH・パウンダーや、ジェフリー・ライトの実際の妻、カーメン・エジョゴーが、キング牧師の妻のコレット・スコット・キングを演じています。
また、歌手のアーロン・ネヴィルがゲスト出演しています。

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