2007年10月31日水曜日

イムジン河













イムジン河 水きよく
とうとうとながる
みずどり 自由に
むらがりとびかうよ
我が祖国 南の地
おもいははるか

イムジン河 水きよく
とうとうとながる
北の大地から 南の空へ
飛びゆく鳥よ 自由の使者よ
誰が祖国を二つに分けてしまったの
誰が祖国を分けてしまったの

イムジン河 空遠く
虹よかかっておくれ
河よ 思いを伝えておくれ
ふるさとをいつまでも忘れはしない

イムジン河 水きよく
とうとうとながる


28日の日曜日、大阪城公園で開催されたワンコリア・フェスティバルに友人4人と一緒に行ってきました。
今年のテーマは【ハナ】。
日本語の ではなくて、韓国語の意味 1つ ですが、分断された2つの国が1つととなり、大きな朝鮮の花を開かせたいというのが今年のテーマでした。
ゲストに最近は毎年韓国から日本でも人気がある韓国ドラマに出演の俳優さんが来られています。
今年のゲストは「チャングムの誓い」に出演されたイ・キョンウォンさん。
冬のソナタのキム次長こと、クォン・ヘヒョさん(映画 ラストプレゼント の詐欺師役や、ドラマ 私の名前はキム・サムスンの演技の方が私はよく覚えてます)と、同じく、冬のソナタでユジンの同僚のチョンア姉さんこと、パク・ジョンスクさんの3人。

クォン・ヘヒョさんは今回でワンコリアの出演は3回目。
2年前にも私は来たことがあり、彼が北朝鮮に子供たちのためのパン工場を持っていて、パンを配る奉仕をされていることは知っていたのですが、今回はステージでイムジン河を熱唱されました。
携帯のボイスレコーダーで密かに録音していた私は今、聴いています。^_^;
そういえば、2年前は冬のソナタの「マイ・メモリー」を歌っていたかな…

「イムジン河」の選曲にシブイ!と思ったのですが、歌う前に一言。
「韓国で知られていない曲なので、この曲は日本で教えてもらいました。」
はあ?と思わずにいられませんでした。
あの沢尻エリカがまだ憎たらしくなかった頃の映画、パッチギで思いっきり歌われ、映画のエンディングにはザ・フォーク・クルセダーズのものが流れていたから、日本ではおなじみの曲…

調べてみると、もともと北朝鮮で有名な曲だそうで、南の韓国では知られていなかったのです。
歌詞の内容も
イムジン江で分断された朝鮮半島についての曲で、主人公は臨津江を渡って南に飛んでゆく鳥を見ながら、なぜ南の故郷へ帰れないのか、誰が祖国を分断したのかを鳥に問いかけ、故郷への想いを募らせるというもの。
ですが、実はオリジナルの歌詞はザ・フォーク・クルセダーズの歌詞とは全く異なっていました。
作詞:朴世泳、作曲:高宗漢。

オリジナルの歌詞では、
主人公は臨津江を渡って南に飛んでゆく鳥を見ながら、1番で臨津江の流れに対し、なぜ南の故郷へ帰れないのかを嘆き、
2番で臨津江の流れに対し、荒れ果てた「南」の地へ、花の咲く「北」の様子を伝えてほしいと思いを託す内容だったのです。

2007年10月29日月曜日

Thomas Whitfield


最近、私は家でThomas Whitfieldをずっと聴いてます。
色んなブラックゴスペルを聴いていると、多くのアーティストが昔の曲をアレンジした曲や、誰かに捧げる曲を1アルバムに
つき1曲入っていることが多く、その原曲、原点を知りたくなります。

そしてその1人がThomas Whitfield。
2000年の春、ナッシュビルで私はTAKE6のセドリックにインタビューしたことがあり、彼にリスペクトする
ゴスペルアーティストは?
と、尋ねたところフレッド・ハモンド等現在活躍中のアーティストと共に出てきた
アーティストがThomas Whitfieldでした。
ゴスペルに関してはかなりの知識とディスクを持っている私でしたが、この時、実は私はThomas Whitfieldを知りませんでした。

先月、Kaz Katoさんのゴスペル・ピアノワークショップに参加したときも、
「ピアノが上手くなりたければトーマス・ウィットフィールドを聴きなさい」と言われました。
彼のピアノは他のゴスペルピアニストとは違う!
彼独自の弾き方やコードがあるから知ってほしいと。
最近、ゴスペルピアノに目覚めた私にはまだ何がどう違うのかわかりません。
でもわかったことは曲を聴いていて古さが感じられないのです。

今、私が聴いているのは99年に発売されたVerityから発売されている、彼の過去20年に渡るメガヒット曲
ばかりを集めた The Best of Thomas Whitfield です。
John P Kee、Donald Lawrence、ミシシッピ・マスやジョージア・マス、Tommiesのようなクワイア系が好きなら全く

違和感なしで聴けます。
なぜなら現在活躍中のコンテンポラリー・ゴスペル・アーティストの多くが、Thomas Whitfieldの影響を深く受けているから。
つまり、コンテンポラリー・ゴスペルを知りたければThomas Whitfieldを聴けばよくわかるということ。

そんな彼のゴスペルの手法はというと、
伝統的なゴスペルを元に、ジャズからクラシックまでを彼の凝ったアレンジで現代ゴスペル音楽スタイルの融合を
形成していること。

その融合で最も知られているアーティストです。
コンテンポラリー・ゴスペルの原点を作った人。
このスタイルによって、マエストロ=巨匠 と言われるようになった人。
Thomas Whitfield = ブラックゴスペルの巨匠
ゴスペルシンガーであり、ソングライター、アレンジャー、ピアニスト、クワイア指導者、音楽ディレクター。
ゴスペル界で多岐に渡って活躍。
トーマス・ウィットフィールド・カンパニーや、ヴァネッサ・ベル・アームストロング、シャーリー・シーザー、ヨランダ・アダムス、
ダグラス・ミラー、 キース・プリングル、ポール・モートン、アレサ・フランクリンといったアーティストのベストセラーアルバムをプロデュースしたのでした。

今生きているとすれば53歳ですが、残念ながら92年に享年38歳で亡くなってしまいましたが、
トーマス・ウィットフィールド・カンパニーは、トーマスの大いなる遺産を息づかせ続けています。
その証拠に、トーマス・ウィットフィールドは、没後にも関らず99年、第14回 ステラー・ミュージック賞
(大きなブラックゴスペルの授賞式で毎年1月に行われる)でジェームズ・クリーブランド賞を受賞しています。

最後にトーマス・ウィットフィールドの言葉を紹介します。

「熟練の建築家である主に写生される、あらゆる人の青写真のために。
その方は私の歩みを知っておられます。
私の行いの創始者であり、優しい権威で私の人生を日々導き、全地で御座におられるのは主です。
だから私は主の王座でこの旅の終わりに向かうとき、いつまでも賛美し、礼拝し、主を愛し続けます。
その時まで私たち聖なる者は主にとどまり、生かされ、満たされるのです。」



2007年10月25日木曜日

黒人リズム感の秘密





今私が読んでいる本のタイトルです。

すごいです!この作者、トニーティー氏。
今まで何でだろう?何が違うんだろう?
と、疑問に思っていたことが全部書かれていて、 それを少しずつ紐解いていく…
1ページ、1ページに書かれていることを理解しながら、読んでいくので
普通のHow to本のように サーッと読むなんてことはできなくて、
1日10ページ読めるか読めないかが私の限度です。
なので、暫くまだ読み続けることになりそう。

黒人の人たちに「黒人のリズムと私たちのリズム、何が違うの?」 と尋ねたら、
きっと彼等は皆、
「神様からのギフトだよ。」と答えると思う。
この本にもトニーティー氏が実際に質問して、そう答えたと書いていた。
なぜなら!
彼等は自分の文化が誇りだから。
私たちが考える以上に。
その歴史は奴隷時代にさかのぼり、マイノリティとして差別を受け続けた歴史があるゆえの誇り。

じゃあ、日本人には絶対マネできないの?

日本人のリズム=阿波踊り、演歌、柔道、剣道等 ⇒ ダウンビート

黒人のリズム=ジャズダンス、ラップ、HipHop、バスケットボール、ドラムのビート等 ⇒ アフタービート

+α【絶対ビート】ノリのリズム = パルスリズム

この【パルスリズム】こそが黒人が持ってるビートであり、日常生活までに浸透しているから。
要はパルスリズムの習得法。
パルスリズムさえ身に覚えてしまえば、OKだってこと。

でも難しい…
トニーティー氏にダンスを習っていなければ、誰も気づかないビート感…
このビートを発見したってだけでもこの人、スゴイと思う。
でもだからこそ、身に着けてしまって上手くなりたい。
私が目指すものはダンスではなくて、ピアノ(ゴスペルとジャズ)だけど、根本は同じだから。
身に着けたい人は必読です。
タイトルは 黒人リズム感の秘密

ブログ

私、初めてではありません。
今みたいに皆がやってるものではない時にやってた。
ここではなく別の場所で。
でも気がつけばブログではなくて【モノローグ】。
公開できるものとできないもの。
その度合いがわからなくなって休止。
その後記事は全部削除。
今は、ここがみつかってよかったかなって思う。

ミクシーみたいな【皆やってるもの】には興味ないし。
名前だけは登録してるけど、ログインもしてないな…

2007年10月23日火曜日

Clazziquai Project(クラジクワイ・プロジェクト)



昨日(日曜)会社帰りに先週出会った懐かしい人と京橋の平田家具の近くにあるカフェ、ガーブ・ドレッシングで食事+お茶をしました。

話した内容は様々。仕事、恋愛、ゴスペル、信仰、日常に関すること…

カフェで3時間ぐらい過ごしていたのですが、その間ずっとBGMにクラジクワイが流れていました。

繰り返し流れていたから有線じゃないはず!

彼らのアルバム2枚  Instant Pig  と カラー・ユア・ソウル が仕切りに。

メンバーのAlexの歌声が大好きな私にはとても心地良い時間になりました。

その音楽スタイルはラウンジミュージック。ハウス、ヒュージョン・ジャズ、ボサノバ。

なので流れていても気がつかないというか、自然に場に溶け込む音楽というか。

普段私がずっと聴いているブラックゴスペルとは打って変わります。

でも好きなんです。Alexの声。

クラジクワイのメンバー3人のうち、ホラン(写真右)を除く2人、DJクレージーと(写真中央)アレックス(写真左)はカナダ系韓国人。

韓国でデビューしてるのでカタチとしてはK-POPにあたりますが、私が「韓国語!」と言うまで殆ど気付かないくらい言葉が

邪魔にならず、場に馴染んで溶け込んでしまいます。

私はいまだライブに行ったことがありませんが、m-floやピチカート・ファイブが好きな人には受け入れやすい。

実際、m-floとはコラボもしています。

日本デビューもしていて、クアトロ等ライブハウスで活動もしていますが、ファン層は韓流ファンではないと思う…

逆にK-POP=バラードというような人には合わないと思うのです。

K-POPファンの方には失礼かもしれませんが、K-POPの歌詞って【別れてもまだキミを愛してる。元気でいてほしい。】 みたいな悲恋ものバラードが多い!

ずーっと聴いてたら韓国ドラマ同様マンネリの歌詞にちょっとうんざりしてきますが、クラジクワイは違います。

とはいえ韓国ドラマの主題歌、挿入歌も手掛けてもいて、曲を聴いたことがある人は多いと思います。

有名なのは、今日深夜から地上波の関西テレビでスタートする【私の名前はキム・サムスン】(字幕!)の主題歌と挿入歌!(カフェでも流れてました。)


とにかく一度、聴いてみてください。

おしゃれなジャケットのデザインは全てグラフィック・デザイナーでもあるDJクレージーが制作しています。

私が好きな曲はStepping out、After Love、Fill this night、Will I ever find です。