2010年12月13日月曜日

パチュリー

葉を軽くこすってみると、独特なスモーキーな香りがした...

パチュリーです。

ゆったりとしたコクを湛えた深みのある香りはオリエンタルと表現されることもあります。
甘く濃厚な香り、イランイランと共に、催淫性を持つとされる香りとして有名ですが、香りの趣は全く異なり、パチュリーの方がより強い刺激を感じるという人も多いよう。
深く静かな香りで、独特の雰囲気を演出してくれます。

パチュリーは心理面に対しては、緊張で張り詰めた心や心配事などで不安定になっている気持ちを優しく落ち着かせてくれる香り。
心的活力を失ってやる気がなくなってしまった際には、深淵で静かな香りが前向きな気分を取り戻す手助けをしてくれます。
また、フェイシャルトリートメントにも使われる精油。
特に相性の良いローズと組み合わせるとより良い特性が得られます。

パチュリーはマドンナが好んだ香りとしても有名で、マドンナのCDにはパチュリーの香り付けがされていたものもありました。
ワインと同じように、年月とともに質と香りがよくなる数少ない精油のひとつです。

ブレンドの際、ベースノートに1滴。
それだけで深みを出してくれる精油。

写真は、10月にJAMHAで日本新薬の植物園見学に行ったときのものです。

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