2007年11月20日火曜日

ベーゼンドルファー売却へ

ピアノ名門ベーゼンドルファー売却へ=ヤマハも有力候補

スタインウェイやベヒシュタインと並ぶ世界屈指のピアノ製造会社、オーストリアのベーゼンドルファーが売却されることになり、数日内にも買収先が決まる見通しとなった。
有力候補の中にはヤマハも含まれ、音楽ファンを魅了する音色の行方に注目が集まっている。

というニュースを知りました…
ショックです…
ピアノを長年やってきた人にとっては憧れの名器。
私、スタインウェイは弾いたことがありますが、ベーゼンドルファーは全くありません。
学生時代、大学の食堂(サロンコンサートができる)に1台あったのをよく覚えていますが、触ったことすらありません。
以前、家族でよく行った神戸牛のステーキハウス、三田屋(金仙寺湖店がいちばん景色もよくてオススメ!)には各支店ごとに1台あり、学校のアルバイト募集に三田屋がありましたが衣装が自前の上、時給が低かったので私は応募することもありませんでした。

ベーゼンドルファーのピアノについて調べてみたところ、
1828年の創業から今日177年間のピアノの作品数は約47,000台。
作品に使用される主要な木材は上質のスプルース材で、山の北側の斜面に根を下ろしてから90年かけて樹高30メートルの成木。
その成木を真冬限定で伐採し、そのうちの20%に当たる約6メートルのAクラスのみがベーゼンドルファーのピアノとなるべく5年間の屋外乾燥へ。
その後の製作に要する期間は1年3ヶ月!
1台の製作には森での時間を含むと100年近い時間が込められていることに。

より多くの作品(ピアノ)を作るなら、森の再生に必要なサイクルを上回って伐採するか、Bクラスの素材をも使用することになるけれど、そのどちらも選択しなかったので希少価値の高い楽器になった。
バッグでいえばエルメス。ヴァイオリンでいえばストラディバリウス。ギターでいえばギブソン。
ってところでしょうか。

ちなみに私が自宅でこれまでに使ってきたピアノは3台。
ヤマハのアップライト(いちばん縦に長いサイズのもの)に始まり、アポロのコンサートホール向けのデカい(長い)グランドピアノ。
そして今はヤマハの グラン・タッチ という弾く感じ、音の出し方は普通のピアノ。
聴いた音も自然なピアノの音に近いけど、実は電子音。スイッチと電源いれないと音が出ないというもの。
ですが、うちのダイニングとあわせて20畳以上あるリビングで練習は夜はやり辛いものがあって…(^^ゞ
この秋、ついにプロ使用1歩手前のカシオのキーボード CTK-900を買ってしまいました。
やっぱりタッチが軽すぎて好きじゃないけれど作曲、アレンジに使えるすごいものだし、最近はヘッドホンつけて深夜に練習しています。

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